今年のツリーアーティスト、
デザインエンジニアというユニークな
肩書をもつ、吉本英樹さん。
東京大学先端科学技術研究センターにある
吉本さんの研究室をお訪ねし、
ツリー製作への想いなど、
たくさんのお話を伺いました。



2010年東京大学大学院工学系研究科
航空宇宙工学専攻修士課程修了。
2016年、世界最高峰の美大、英ロイヤル
・カレッジ・オブ・アート博士課程修了。
デザイン工学博士。
2015年にデザインエンジニアリング
スタジオ〈Tangent〉設立。
2020年、東京大学・先端科学技術研究
センター特任准教授に着任。
デザインとテクノロジーを融合させる手法で
エルメスはじめ、世界的ラグジュアリー
ブランドにも多くのデザインを提供。
2013年には「LEXUS DESIGN AWARD」
も受賞し、国際的にも高く評価されています。




いわば、工学とデザインの二刀流。
しかも、お人柄があったかい。
吉本さんの作品「INAHO」にも
共通したところがあります。
眺めているだけで、本当に心地がいい。
「はい、人間工学に基づいて
揺れを計算してるので」
人間というのは、常に揺れながら
安定を保っているのだそう。
例えば、ハイになり過ぎたら
気持ちを落ち着かせようとするし、
気落ちすることがあっても
プラスに戻そうとする。
つまり、ちょうど良いセンターを軸に
海の潮汐のごとく行ったり来たりして
心と体のバランスを保っているんだとか…。



そんな吉本さんが今回
ミッドランドのためにデザインして
くださったのが、“ジャングルジムツリー”。
「12月25日の翌朝、
世界中にツリーのゴミが溢れるのを見て、
なんだか虚しい気持ちになってしまって」
なんという、優しい視点。
「ツリーという役目を終えた後も、
子供たちに喜んでもらえる方法は無いかなと」
想いの詰まったツリーとなりました。



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■Web My Story
INTERVIEWいま、会いたい人
デザインエンジニア　Tangent創業者
吉本英樹さん

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