2026年03月25日の記事一覧
紡がれる未来を観る。サスティナブル映画デー
2026.03.25 UP
愛知が誇る繊維文化。
その息づかいに触れる一日として、
3月22日(日)、
ミッドランドスクエア シネマで
「サスティナブル映画デー」を開催いたしました。
愛知県の繊維産業は、
製造品出荷額等で全国第1位という
圧倒的な規模を誇りながら、
一宮市を中心とする世界三大毛織物産地「尾州」、
蒲郡・岡崎の綿織物産地「三河」など、
多彩な歴史と技を培ってきました。
“ガチャ万景気”の名で繁栄した時代を経て、
いまは産業空洞化や若年層の担い手不足といった
課題と向き合っています。
だからこそ私たちは、
この土地が育んできた文化と技術を、
映画という手法で見つめ直し、
未来へ繋ぐきっかけを届けたい──
その想いで本イベントを企画しました。
上映作品は2本。
1本目は、三河木綿をテーマにした
ドキュメンタリー『わたのまち、応答セヨ』。
「進め!電波少年」の
名物プロデューサー・土屋敏男氏と、
写真家・森山大道の映画化などで知られる
映像作家・岩間玄監督がタッグを組んだ渾身作です。
綿と真摯に向き合う職人の姿、
迷いや葛藤もそのままに記録し続けた監督の眼差し。
ものづくりは決して一人で成し遂げられないという
普遍の真実が、胸に強く迫る作品でした。
何度も胸が熱くなる瞬間が訪れ、
日本の繊維産業が持つ力強さを再確認させてくれました。
観客のなかには涙をぬぐう姿も多く、
地元・愛知出身者として誇りを感じたという声も
多く聞かれました。
上映後には、土屋プロデューサーと
岩間監督によるトークショーも実施。
作品が生まれた背景、記録し続けた日々の葛藤、
職人たちとの関係性など、ここでしか聞けない
エピソードが語られました。
上映後、監督やプロデューサーへ
直接感想を伝える参加者の姿も多く、
映画が持つ“届ける力”を深く実感させる場となりました。
2本目は、尾州毛織をテーマに描いた
『BISHU~世界でいちばん優しい服~』。
第20回ロサンゼルス日本映画祭2025にて
「REGIONAL REVITALIZATION AWARD(地域活性化賞)」を
受賞した本作は、尾州産地の現状、
技を守る職人たちの誇り、若き世代の挑戦と
創造性が軽やかに描かれた“青春映画”。
ものづくりを知り、
産地の未来を考えるきっかけになれば──
そんな願いを込めた今回の映画デーは、
多くの方の心に静かで確かな余韻を残したように思います。
ご参加くださった皆様ありがとうございました!
ミッドランドアニバーサリーは、3月末まで続きます。
残りのイベントもぜひお楽しみください♪
●MIDLAND ANNIVERSARY 2026
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